防災行政無線の設置の取り組み

皆さん、防災行政無線をご存知ですか?

防災行政無線とは、役場に設置した親機から各地にある子機に災害情報を無線で放送する仕組みで、防災対策のひとつとして設置が薦められています。

無線であるため非常時の省電力下でも使えるのがポイントで、災害時にいち早く情報を共有することができます。

今回はそんな防災無線に関する防災トピックスをご紹介します。

多言語に対応

引用元:大泉町が防災無線にポルトガル語 年度内導入目指す
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201701/CK2017012302000176.html

“人口に占める外国人の割合が全国の市町村で最も高い大泉町は、年度内の導入を目指す防災行政無線で、日本語に加えポルトガル語の放送を流す準備を進めている。外国語を使った防災行政無線は県内初という。”

上記記事にある、大泉町内には五十三カ所に防災無線の子機が設置されているそうです。

さらに大泉町は人口の17%が外国人で、最も多い国籍はブラジル人とのことです。
そこで町では、防災行政無線にポルトガル語を入れる取り組みを始めたそうです。災害時には、日本語で案内している放送をポルトガル語にも変換して案内することで、ブラジル国籍の外国人でも安心して生活ができる防災対策をとっている。。

落雷で無線が使えない

引用元:落雷で防災行政無線が不能に
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170121303241.html

2017年1月21日、落雷による中継器の故障によって、防災無線が使えなくなったというニュースがありました。

落雷による故障なので対策がしにくいですが、無線はバッテリーさえあれば様々な場所で活用できるので、いざという時に使えない状態にならないように日頃からのメンテナンスは大事ですね。

自分の町に設置されている無線機はちゃんと動くかどうか、確認するのも防災です。

住民同士での連携、死傷者0に

防災無線と「絆」が命救う 住民連携で死者ゼロ
http://www.sankei.com/affairs/news/161230/afr1612300023-n1.html

記憶に新しい新潟県糸魚川市中心部の大火。

幸いにも死者数0だった大火災の町にも、この防災無線が活用されていました。

地震当時、市から流れる火災放送を聞いた住人はいち早く屋外へ避難。火事を意味する3回のチャイムで、無線機を設置している住民はすぐに状況を理解することができたといいます。

ただし、火災当時はかなりの強風が吹いており、屋外に設置された子機からの放送はほとんど聞こえていなかったそうです。

それでも住民全員が避難できたのは、無線機から災害情報を聞き、周りの住民と連携して避難を進められたからだと言われています。

こうした仕組みがあるのと無いとでは、災害があった時、被害の数に大きな差ができるでしょう。

災害の内容によってチャイムの数を決めておけば、言葉が伝わらない外国人でも何が起こっているのかはすぐに把握することができます。

設備と仕組み、この2つが全国の地域で活用されれば、災害の被害もぐっと抑えられるでしょう。