皆さんは「やさしい日本語」をご存知ですか?

「やさしい日本語」とは…

災害時・災害直後は、様々な情報が飛び交います。しかし、外国人にとっては、避難所の情報や、余震の警報なども全て日本語で、どう対応すべきかがわからなかったというケースが過去多くありました。

これを解消するために生まれたのが「やさしい日本語」で、普通の日本語を短く単純化し、外国人でもわかりやすいように工夫されているのが特徴です。

http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/EJ1a.htm

今回は、この「やさしい日本語」がもっと身近になるように、使い方・考え方をわかりやすく紹介していこうと思います。

そもそも「やさしい日本語」の使い方は?

「やさしい日本語」は、災害時に生まれる様々な情報を、シンプルかつわかりやすい言葉に置き換えた日本語です。一番の目的は、外国人に誤解なく情報が伝達できるようにという取り組みから始まりました。

また、「避難所」や「炊き出し」など、災害時にしか使わない言葉も多く、日本に長く住んでいる外国人でも、その言葉の意味を知らないこともあるようです。

このように、言葉が通じずに避難が遅れたりすることのないよう、この「やさしい日本語」は、外国人のみならず、シンプルでわかりやすいというところから、子ども向けとしても活用されているなど、幅広い場面で活躍が期待されています。

「やさしい日本語」を実際に使ってみよう

それでは、「やさしい日本語」を実際に使ってみましょう。

例えば、地震直後は建物に対して「倒壊の恐れがある」という言葉を時々使います。

しかし、「倒壊」「恐れがある」という日本語は、外国人には聞きなれない言葉です。

これを「やさしい日本語」に変換してみましょう。

「倒壊」・・・「倒れる」「壊れる」

「恐れ」・・・「危険」

このように分解できました。

では、分解した要素を使って、再構成してみましょう。

「壊れて倒れるかもしれないので危険」

・・・どうでしょうか。だいぶわかりやすくなりましたね。

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もう一つ例題を出してみましょう。「本日正午に炊き出しがあります」はどうでしょうか。

「本日」・・・「今日」

「正午」・・・「12時」

「炊き出し」・・・「温かい食べ物を配る」

このように分解できました。

これを先ほどと同じように再構成すると

「今日の12時に温かい食べ物を配ります」

と、わかりやすい言葉になりました。

このように、文章であればそれぞれの要素をシンプルな言葉に変換してつなげることで、「やさしい日本語」を作ることができます。

さらに、実際に使う場合には以下のようにルビを振って使うのもポイントです。

「今日(きょう)の12時(じゅうにじ)に温(あたた)かい食(た)べ物(もの)を配(くば)ります」

その他、作成については、「弘前大学人文学部」サイトに掲載されているので、参考にしてください。
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/EJ9tsukurikata.ujie.htm#1

※記事中の画像はイメージです。